10万キロ以上走行している車を何故買うのでしょうか。それは、何と言っても安い価格で買えるからです。でも、いくつかのポイントを見過ごすとあとで大変な事になります。 まず、10万キロ以上走った車は、オイル漏れが起こりやすい。なので、停車してある車のエンジン下部の地面を見てオイルが垂れて溜まっていないか、チェックする事です。過去に中古車店で買った知人に、車を購入した直後にエンストして動かなくなってオイル漏れがあってエンジンが焼付いた…なんて人もいましたから、買う前のチェックは念入りにした方がよいですね。 それと、タイミングベルトか、タイミングチェーンか、も大きな違いです。交換時期の目安としては、ベルトが10万キロ以内、チェーンが30万キロ以内です。 普通に走行していて、ベルトは切れますが、チェーンは切れません。そこで、早めにベルト交換する必要があるわけですが、例えばエンジンがＶ型６気筒ＤＯＨＣの場合、ボンネットを開けてエンジンルーム内を見ると、隙間がほとんどなく、中が詰まっている状態であるのがわかります。ＦＦやターボエンジンなどであれば更に中がギッシリ詰まった状態です。その中でベルトを交換するのは容易ではありません。当然、時間と費用も余分にかかります。 比較的、新しい中古車だと、上級車はチェーン標準装備がほとんどですが、古い中古車だとベルトの車も多くあります。後は、エンジンをかけて異音がしないか、そして、修復歴が有るか、有るなら何処か、も要チェックですね。基本的に修復歴ありの車は事故車ですから、後々を考えれば安くても避けた方がよいでしょう。 安く車を購入しても、後でいくら位の費用がかかるのかを計算して買うのが賢明ですね。買う前にこのような点を注意しておけば、後で後悔するような事にはならないと思います。車を、売る時も、買う時も、個人売買ならお気軽にご相談くださいね。
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